■ 英会話等語学学校の契約トラブルでお悩みの方へ

 就職難に悩む学生の皆さん、また、転職を考えて、英会話等の語学学校に通われている方、かなりいらっしゃるのではないでしょうか。
 なぜ、語学学校に通っているのかと聞かれたら、就職・転職に有利だから、業務上必要だから、または昇進を狙っているからなど、切実な動機から通われている方も多いことと思います。
英会話等の語学学校の契約の特徴は期間が長くて、費用が高額であること。外国語をマスターするにはそれなりの時間がかかりますので、 当然といえば当然なのですが、実はこの契約の特徴から、外国語学校は契約トラブルが後を絶たないという事実をご存知でしょうか。
 以下3点に的を絞ってお話をすすめさせていただきます。



■ 勧誘について

 語学学校の勧誘は、ターゲットにずばり当てはまるのが、まず学生さんです。 就職難のご時勢で就職活動は激戦ですから、人より何か光るものを身につけていないと、採用者は目をとめてもくれない、そんな学生の心理をうまく利用して、 「いまどき英会話ぐらいできないとどこにも就職できない」ですとか「英会話さえできれば月収がぜんぜん違うし、派遣社員としても時給3000円で働けるから、 月収50万円くらいは軽く稼げる」などと、不安をあおりつつ、かついろいろとおいしい話をしてきます。悪質なところは、ただ勧誘をするのに「就職説明会」と称してリクルートスーツに身を包んだ学生を集めるところさえあります。 また、学生さんは比較的時間の自由が利きますので勧誘がしやすいという点がターゲットになる理由のひとつとして考えられます。
 また、学生さん以外に、ターゲットになりやすいのは向上心の高い方。自己投資する経済的なゆとりのある方に対しては、自己投資で自分を更に高める、磨きをかけるといった宣伝文句も魅力的に聞こえます。
 勧誘方法については、電話勧誘やキャッチセールスなど様々なパターンがありますが、強引なところは契約をしない限り帰してもらえないという状態で契約させられてしまうこともあります。 また、学生でアルバイトだけしかしていないのに、なぜかクレジット契約がボーナス払いになっているなど、契約書面からも、勧誘の強引さが覗われてしまうケースもしばしばあります。

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■ 契約について

 契約を締結するにあたっては、契約書に署名、捺印をさせるため、それなりに説得力のある話しのもっていき方をします。例えば、キャンペーン期間だから、 今日申し込めば半額だけれど、明日以降だと通常料金に戻るとか、フリーコースが通常100回2年間契約のところ、今なら160回2年契約だから、断然お得など。 お得感を味わってもらえる設定で、契約に至らせるのが基本です。しかし、このお得っぽいのが実は曲者なのです。
 よくあるのが、フリーコース、フリーパスなど。曜日と時間が固定されずに、好きなときに予約を取れば良いというシステムです。 固定のコースより容易に続けられそうに思えるのですが、実際は、予約が取れるのは最初のうちだけという場合があります。 あとは結局予約が取れずじまいで、通うのをあきらめざるを得ないのです。解約を申し出ても、返金には応じられないといった違法なケースもかなり見受けらます。
 しかも、悪質な業者だと数ヶ月先まで予約しないと、あとからは予約が取れないと散々あおっておきながら、予約をキャンセルすると、キャンセル料まで取られてしまうといったところまであります。 実際のところは予約が一杯なのではなく、単に資金不足、人材不足で講師が雇えないので授業ができないだけであり、表向きは「口コミで評判がよく、生徒が殺到している」ことになっていたりもします。 もちろんこれは特に悪質な業者の話ですが・・・。
 もしこれから、語学学校に通うことを真剣にご検討されているなら、できるだけ曜日も時間も講師も固定されたコースを選ぶことをお勧めいたします。 全てが固定されていると窮屈に感じてしまいますが、逆にそれだけ窮屈でも通うのだという強い意志がなければ、語学のマスターは困難でしょう。 また、余計なサービスなどがついていると最初はとても得をしたように感じますが、実際のところサービスを使いきれずに結局高くついてしまったということは、語学学校も例外ではありません。 自分の目的に本当に必要なものだけを厳選することで、結局は安く上がるでしょう。
 また、大手の有名教室だからといって安心するのは禁物です。実際、国民生活センターに寄せられているクレームも、誰もが知っているような有名語学学校が強引な勧誘を行ったことでトラブル化するケースも多く寄せられています。
 すぐその場で決めるのではなく、一旦家に帰り時間をかけてよく検討することが何より大切です。 帰りたい・家でよく検討してから決めたいと言ったときに、すんなりと帰してくれるところであれば、これも良し悪しを判断する材料のひとつになります。 内容に自信があるのであれば、逆にじっくりと検討してもらったほうが、その教室の良さも分かってもらえるからです。 強引に引き止めるところは、冷静に考えられると逃げられてしまう程度の内容でしかないので、必死に引きとめようとするのです。 そのあたりをよく見極めて、貴方に合う本当に良い語学学校を見つけてください。

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■ 解約について

 業者はなかなか解約に応じないといったケースをよく耳にしますが、法律上はどうなのでしょうか。結論から申し上げますと、解約は、サービス提供期間内であれば理由を問わずにできるのが原則です。
他にもっと良い語学学校を見つけたから、急に資金が必要になった、海外旅行に行きたいからなど、解約・返金希望理由はなんでも結構です。
 ただし、それには契約金額が5万円を超え、かつサービスが2ヶ月を超えるものであることサービス提供期間中であることという法律上の要件を満たしていることが必要です。
 この要件さえ満たしていれば、業者側になんと言われたとしても、どんな書面にサインしていたとしても、解約できますので、一定の損害賠償(上限1万5千円)を支払えば、未だサービス提供を受けていない部分については解約できるのです。
 しかも法律上は、回数で金額を換算するのですが、英会話等の語学学校に一番多く見られるいわゆるフリーパス制で回数制限のないものは、かなりの額が返金されるケースが非常に多いです。 語学学校の契約トラブルが全国で多発していることから、利用者側にとって、有利な法が制定されている上、担当官庁である経済産業省の解釈も、極力利用者側に有利な解釈がなされています。
 ただ問題なのは、その様な法律が存在しているにもかかわらず、それに則った返還義務をきちんと履行しない業者があとを絶たないということです。利用者はその様な法律を知らないのは当然ですが、 利用者の不知につけこみ、法律上当然負わなければならない債務を履行しないばかりか、利用者の解除権を不当に奪っているケースが多々存在するのです。
 少しでもおかしいな、途中でやめたいな、と感じたら、うやむやにしないでお気軽にご相談ください。 どの法律トラブルにもいえることですが、法律的な対処は早ければ早いに越したことはないからです。 逆に「もう遅いかな」と思っても、相談しないよりはましです。トラブルに巻き込まれているのであれば、可能な限りの法的処理を考えます。 実際、通常は返金が難しいケースでも、業者側が返金に応じた実績もございます。 取り越し苦労にすぎない場合でも、それが分かった段階で、かなり気が楽になることと思いますので、迷われているのであれば、ご遠慮なくお気軽にご相談ください。

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